2011年3月31日木曜日

シーズン開幕戦始球式に登場

4月2日、2011年のシーズン開幕戦となるロッテ・ジャイアンツの試合で、アン・ソンギさんが始球式に登場なさいます。

2011年3月28日月曜日

ユニセフ「世界水の日」

21日、スターバックス무교동店にて、ユニセフ「世界水の日」キャンペーンが行われました。2000ウォン以上の募金をした方に特製ハンカチ、スマトラコーヒー、ミネラルウォーターが渡されました。動画はこちらです。

写真は韓国のセブンイレブンなどに設置されているユニセフの募金箱です。

2011年3月27日日曜日

KOFAにてペ・チャンホ監督

26日、KOFAにて16時から「고래사냥/鯨とり」の上映に続き、18時からペ・チャンホ監督のトークショーがありました。


後日まとめてアップ予定です。

2011年3月25日金曜日

「申栄均芸術文化財団」第1回奨学金授与式

アン・ソンギさんが理事長を務める申栄均芸術文化財団の第1回奨学金授与式が3月18日行われました。

申栄均芸術文化財団は、10年以上映画界に携わった映画人の子どもで、
映画芸術を専攻・優秀な成績にも関わらず経済的な理由で就学が困難な場合、奨学金等の援助を行います。

2011年3月16日水曜日

KOFAにて企画上映、トーク・プログラム

韓国映像資料院が3月22日〜4月6日の間、KOFAにて「청춘: 기쁜 우리 젊은 날」の企画上映を行います。

3月26日土曜日にはペ・チャンホ監督、アン・ソンギさん、キム・ヨンジンさん(映画評論家)による「고래사냥」に関するトークが上映後に行われる予定です。

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追記
3月21日現在、
アン・ソンギさんの出席は無しに変更になったようです。

2011年3月9日水曜日

「マーク・オブ・リスペクト」フォトセッション

3月9日夜、COEX AuditoriumにてPernod Ricard Koreaが選定する「マーク・オブ・リスペクト」の授賞式が行われます。文化や芸術分野で多大なる功績を残された方に送られるこの賞、今年はアン・ソンギさんに贈られます。

夜の授賞式に先駆けまして、午前中フォトセッションがありました。


関連記事はこちらです。

2011年3月4日金曜日

6月18日(土)「風吹く良き日」公開決定

先日お伝えした「風吹く良き日」、「鯨とり」のリバイバル公開ですが、新宿のK'sシネマにて6月18日(土)に公開日が決定いたしました。

まず6月18日(土)に「風吹く良き日」、その2~3週間後に「鯨とり ナドヤカンダ」が上映になり、それ以降全国の短館系の劇場で順次公開になります。
配給元の太秦株式会社小林三四郎代表取締役、宣伝ご担当の西川様にお話を伺いました。

この2作品をお選びになった動機を教えてください。
小林代表取締役「骨太で荒削りだけれども、勢いのある80年代の映画が日本ではスルーされている。当時の作品は監督や俳優達の『映画を作りたい!』という強い想いや、映画を作ることの喜びが伝わってくる作品が多いと思います。あの時代の映画は今の韓国映画の土台になっているのではないでしょうか」。

今回タイトルに副題といいますか、『ナドヤカンダ』が着いていますね。
「はい。『鯨とり』だけですと、知らない人にとっては『また捕鯨の映画?』ということにもなりかねないですし、かといって『僕は行く』だとどうも座りが悪い。なのでキム・スチョルが歌う劇中歌のタイトルをそのまま用いることにしました」。
「この映画をリアルタイムで楽しんだ韓国映画のファンの方々はもちろん、ドラマから入った、この映画を知らない、現在の韓流ファンの方々にもぜひ届けたいです」。

公開から30年以上も経っているということで、こんなご苦労も。
「残念ながら『風吹く…』の方で一部音声が飛んでしまう箇所があります。現在、専門の技術部に頼んでなるべく復元を試みているところです。私たちとしては極力ベストな状態で皆さまにお届けしたいのですが修復にかかる時間的な問題もあり、近々に決断しないといけないのが心苦しいところです」。

「アン・ソンギさんの作品はこの『鯨とり ナドヤカンダ』が初めてです」とは宣伝ご担当の西川さん。「オープニングは『一体どんな話が始まるんだろう??』と思いましたが(笑)、俳優さん達のまっすぐさが見ていて潔く、気持ちいいです」。

チラシも現在校了段階。

もう少しで劇場で手に取っていただくことができるでしょう。

詳細また情報入り次第、この情報板でご連絡いたします。
それまではキム・スチョル/
김수철セルフカバーの「나도야 간다」をどうぞ…

西ヶ原字幕社 林原圭吾さん

この夏「鯨とり」、「風吹く良き日」が劇場にてリバイバル上映になりますが、実は「鯨とり」はDVD販売を来年の1月(予定)に控え、現在着々と字幕制作・吹き替え制作の作業が進められています。

そのDVD関連の作業に加え、
劇場上映時の字幕もご担当されている有限会社西ヶ原字幕社取締役・林原圭吾さんにお話をうかがいました。

林原さんの初・韓国はいつごろ、どんな形でしたか?
中学校が韓国の学校と姉妹校縁組みをしていまして、1週間ほど釜山に行く機会がありました。それが初・韓国です。

ニューズレターによると、中学校の頃からKBSの日本語放送を愛聴されていたとか。
えぇ。昨年4月からは字幕制作に加え、NHKのラジオ・ジャパンの韓国語放送の翻訳チェッカー兼収録ディレクターも勤めています。

大学時代に初めて字幕を手がけられるのですね。
ソウル大への1年間の留学から帰国して、先輩から字幕のバイトの誘いの留守電が入っていて。MBCのドラマ「ベスト劇場」でした。一話完結の1時間もので。98年です。
それからいろいろとTV番組の字幕などを手がけ、2003年、地上波の「バリでの出来事」の翻訳で認めてもらえたと思っています。

「鯨とり」の字幕を手がけられることになったきっかけは何でしょう?
ブログに詳しく書いたのですが、この名作を埋もれさせてはいけない! と。実はVHSの権利元の会社が廃業していて、このままでVHSが無くなれば、そのままになって消えてしまう恐れがありました。そこでいろいろ調べまして、弊社でこの作品のDVDのビデオグラム権を買いました。僕にとっても初のアン・ソンギ作品がこれで、97年か98年にVHSで見ましたね。

作品にもよると思いますが、字幕が完成するまでに何度くらいご覧になりますか?
作品を問わず、少なくとも3回は全編通して見ることになります。
1)字幕の出入りのタイミングを計る、スポッティングの作業、2)翻訳、3)納品前の流しチェックで合計3回です。

3回以上見たいというベクトルと、そうも言っていられないベクトルがあり、
前者は多くの回数見たほうが内容の理解が深まるから、後者は
・飽きる→誤字や誤訳を見落としやすくなる
・何度も見る時間がない
の2つです。

ですから納期に余裕があり何度見ても飽きない作品は、回数見ます。「鯨とり」は翻訳の前3ヶ月で6回ほど見たと思います。

このDVDにはセリフの解説本がつくそうですね。
はい。この本は韓国語の、映像翻訳の教材としての位置づけです。
前半は全セリフの文法的な解説で、外語の朝鮮科の授業でなされているようなことです。個人的に、語学力というのは、理屈と経験のかけ算だと思っており、それを、こうした形で示せればと思っています。
後半は字幕・吹き替え翻訳の解説をする予定です。

これは私の長年の「恨(ハン)」とでも言いましょうか、十数年字幕制作に携わっている者としてずっと抱いてきた思いを形にしたものなのですが、なかなか自社で権利を持っていないと自由がきかないのです。それが本作品では叶うことになりました。

昔の韓国映画には当時の言論弾圧を受けている韓国国民を、障害者やマイノリティに置き換えた登場人物として描いたものが少なくありません。そういった時代背景や歴史を踏まえて、この作品をきちんと『名作』として扱いたいと思います。

人の創作物(ここでは映画ですが)というのは、作り手が設定ひとつ、セリフひとつ、シーンひとつに思いを込め、受け手がそれを様々に解釈する、時に受け手の置かれた環境から作り手が意図しなかったものさえそこに見出すわけです。
翻訳者としては、まずは作り手の思いを正しく導きだし、そして次に、受け手の様々な解釈があることを踏まえて、それらに耐えるような字幕をつけたいと思っています。

なるほど… 解説本、ますます気になりますね! では、最後に一言お願いします。
劇場にも足を運んでいただき、その半年後にDVDもご購入いただけるとうれしいです。DVD「鯨とり」に興味を持っていただける方がいれば、ぜひご連絡ください。1枚からでも手売りいたします!
私たちは翻訳なり、DVDを作るほうには経験がありますが、物を売ることに関しては、てんで自信がありません。なので、皆さまの口コミが頼りです。

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DVDの予約申込書に映画の半券を添付した方の中から、毎週(!)ペアで1組様を、沖縄・ホエールウォッチングツアーにご招待だそうです(沖縄までの旅費は含まれておりませんが)。そして林原さん個人的には、アン・ソンギ演じるミヌの、家財道具入りコートをきちんと型番から調べて復元して1着プレゼント用に作りたいとか。


写真は「鯨とり」の脚本コピーと88年公開当時のパンフレットを持つ林原さん。
西ヶ原字幕社さんのニューズレター
西ヶ原字幕社さんの 「鯨とり」リバイバル ブログ
西ヶ原字幕社さんの「鯨とり」ツイッター

韓国の歴史・時代背景にも詳しく、ご自身でロックバンドもされていた彼の言葉のかけ算は、何ケタまで増えていくのでしょう…

ビデオグラム権のみお持ちなので有料でのDVD上映はできないそうですが、無料上映会などされている方でご興味おありの方はぜひこちらにコメントを寄せてください。

予約開始等、また発売が近づきましたらこの情報板でも再度ご紹介いたします。
林原さん、お忙しい中お時間ありがとうございました!
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加筆:
解説本ですが、現在の予定としては「普通版DVD、デラックス版DVDセット(DVD+解説書)もあり、解説書も単体で発売」をお考えとのことです。
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2011年3月1日火曜日

「アン・ソンギー韓国「国民俳優」の肖像」4月発売

今年4月、岩波書店より『アン・ソンギー韓国「国民俳優」の肖像』が出版されます。
現在、初校確認作業のまっただ中です。


著者は京都在住の村山俊夫さん。
ご自身でも韓国語教室を開校されている村山さんは、1994年、
第7回東京国際映画祭京都大会の国際審査員で来日されたアン・ソンギさんの通訳をなさっています。

村山さんのインタビューはまた別にご紹介いたします。

出版に関して詳細分かり次第、この情報板でご案内いたします。